「ねぇねぇ、土方さん。」
「何だよ。」

「マヨネーズと私・・どっちの方が好き?」





W h i c h ?





「は?何て言った?」
「だーかーらー、マヨネーズと私だったらドッチの方が好きって言ったのー。」
「・・・・。」
「ちょっとちょっとー!返事なしですかー?!」
「くだらねぇ。」
「くだらないとは何よー!真剣に言ってるのにさ!」
は怒った態度を見せた。
別に怒ったって迫力があるわけじゃないから怖くねぇ。

「土方っていつもマヨネーズラブ!って感じじゃない?」
「全然。」
「嘘だ!!!私の3倍ぐらいマヨネーズかけるくせに・・!!」
「あれが普通だろ。」
「いや、絶対おかしいですから!!!」
「そういうオマエはケチャップかけすぎだろ。」
「いや、あれ普通だから。」
「・・・。」

の質問には正直困った。
別に付き合ってるわけでもない奴にそんなこと聞かれた場合、どう返せばいいのかわからない。
それと、比較するものがそもそもおかしい。
食べ物と比較って・・・変だろ。

「どっちが好きなの?」
「だから、んなもん知らねぇよ。」
「冷たっ!!!」
「じゃぁオマエはどうなんだよ。」
「へ?」

「ケチャップと俺だったらどっちだよ。」

「・・・・・・。」

は考え込んでいた。
結局同じ状況に陥ってるな・・。

「そうだねぇ・・私はね・・。」
は少しニヤリと笑った。

「土方が好きだよ。」

「・・・。」
「言っておくけど、愛の告白ですよ?アイラブユーって言ったんですよ?」
「・・・・・。」
「え?何?無反応?」

何なんだこいつは。
急に愛の告白だのラブだの・・・。
冗談に決まってる・・・冗談に決まってる・・!!!

「あのね、土方。」
「あ?」
「本気ですから。覚悟しておいてね。」
はニヤリとまるで小悪魔のように笑った。

「次この質問をしたときにすぐ『』って答えれるようにしますからね。」
「・・・オイ・・。」
「今まで普通に友達としてやってきたけど・・・・本気モード出しますから!」
「・・・。」
「あ、早くスーパー行かないと閉まっちゃうから今日はこれで!」
はそう言うとじゃぁねと言って走り去った。

「何なんだ・・・あいつ・・。」

「見ましたぜ。土方さん。」
「・・・総悟!?」
気がついたら隣には総悟が居た。一部始終見ていたらしい。
「これはビッグニュースですね。土方・熱愛発覚・・!!」
総悟は片手にメガホンを持っていた。
「てめぇ・・!」

「土方さん、アンタに惚れる女なんてきっとさんだけでさァ・・・彼女大切にした方がいいですぜ。」
「・・・それさりげなくモテないって言ってねぇか?」
「気のせいでさァ。」
「オマエ目ぇそらしてんじゃねーか!絶対気のせいじゃないだろ!!」


「お幸せに。」
総悟は俺の方を少し軽めに叩きどこかに行ってしまった。


「俺ら・・まだ付き合ってねぇのに、お幸せにってのはねぇだろ・・!」
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