「ブンちゃん。」
「何だよ。」
「好きって何回言える?」
「・・・は?」






ス キ ス キ ス キ ・ ・





「意味わかんねぇ。」
「だーかーらー!!私に好きって何回言える?ってことー!」
「そんなもん・・・意味あんのかよ。」
「あるよー!愛の確認だよー!あ・い・の・か・く・に・ん!!」
うぜぇ・・っつーかわけわかんねぇ・・。

「私はブンちゃんに好きっていっぱい言えるよー。」
「ハイハイ。」
俺はの話がくだらなさすぎて返事するのも面倒になった。
わけわかんねぇよ。愛の確認とか。
「好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き....」
俺はテストが近いから参考書を棚からひっぱりだし、パラパラとめくった。
「好き・好き・好き....」
・・・・あとラインマーカーと・・・付箋・・。
「好き・好き・好き.......」
・・・・・。

「好き・好き...」

「うるせぇって。」

「うるさいとは何よーー!」
は頬を膨らませ言った。
「テスト前だから勉強しに来たんじゃないのかよ。」
「勉強してるわよ。ホラ。」
よく見るとはペンを走らせていた。
喋りながら勉強してたってワケか。器用なもんだ。

「好きっていっぱい言えるだけ愛してるってことなのかね。」
「は?」
「だってさぁ、好きって言えないって事は嫌いってことでしょー?」
「1回で十分じゃねぇか。」
「十分じゃないよー。好きっていっぱい言ってもらいたいじゃん。好きな人には・・!」
「そりゃぁ・・・そうかもしれねぇけど・・・状況に寄るだろ。」
「例えば?」
「今は勉強してんだろ。好きなんか何回も言っても勉強捗らないし。」
「・・・・あ、っそ。」
は俺から顔を背けた。
ちゃんは赤也君といつでも好きとか言いまくってるって聞いたけどねー。」
は俺に文句を言うように言った。
「勉強中でも言うらしいよー。」
いかにも、俺に言えと言ってるようなもんだ。

「もういいもーん。もう絶対ブンちゃんに好きなんていってあげなーい。」
・・・・ったく・・しょうがねぇ。

「好きにきまってんだろ。」
「本当?」
「ああ。」
「どのくらい?」

「好きって何回いっても足りないくらい。」

「なるほど。そう来たか。」
はどうなんだよ。」
「んーーーーっとね。ブンちゃんの5倍くらい。」
「へぇ。」

「ブンちゃんに負けないくらい好きですー。」
「あ、っそ。」
「あ、つめたーい。」
「さっさと勉強するぞ。」
「はいはーい。」


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