Sweet×Sweet







「え?ケーキ?」

「そう、ケーキ」



 ここは教団の談話室

 私、は只今リナリーに相談事をしています



「ケーキって・・・作るの?」

「そう、作るの!」

「なんでまた突然・・・」

「実はね、この間ラビと話してたんだけど・・・・」












「なぁなぁ、!俺の手作り料理が食いたい!」

「はぁ?何、突然・・・」

「俺の作ったもの食ったことないなーと思って・・・」

「で?」

「ぜひ作ってほしいんさ!!」

「気が向いたらね」

「えぇーーー!」















「とまぁ、こんな話をね」

「あ、そういえば今日の夜はラビが任務から帰ってくるよね」

「そうなの!だから作ってあげよーかなぁ、と思ってね」

「いいんじゃない?応援するわw」

「ありがと!・・・で、どんなケーキを作ろうかと思って・・・」

「う〜ん・・・シンプルにチョコレートケーキはどうかしら?」

「チョコレートケーキか・・・いいかも!リナリーありがとう」

「頑張ってね」


 リナリーはにっこり笑って手を振ってくれた

 可愛らしいなぁ


 


「夜までに作らないとラビが帰ってきちゃうわね」


 私は急いで厨房へ向かった













「ジェリーさん!」

「あら!ちゃんじゃな〜いwどうしたの?」

「あのね、ケーキを作りたいんだけど・・・厨房貸してくれないかしら?」

「ケーキ?・・・あぁ〜、ラビちゃんに作るのね」

「えぇ♪・・・・いいかしら?」

「もちろんよ!」


 厨房は前にも一度使ったことあるから平気よね

 
「さ!頑張るぞー!」

 
 










***



 

「ふわぁ〜・・・何とか完成・・・かな」


 目の前にはたった今出来上がったチョコレートケーキ(ホール)

 我ながらよく出来たほうだと思う


「もう1時か・・・そろそろラビが帰ってくるわね」

 
 時計を見ればもう夜中

 教団内は静まり返っている


「!今の・・・足音」

 
 私は一目散に駆け出した













「いやぁ〜、今回の任務はユウが腰ぬかして大変だったさぁ」

「斬るぞテメェ」


 聞こえるのはユウちゃんの声と・・・ラビの声

 ラビの声を聞いただけでひどく胸が高鳴った

(何で私こんなに緊張してるのかしら・・・)


〜!にはやく会いたいさぁ」

「うるせぇ」






「ラビ・・・!」

「!!?まだ起きてたんか?」

「・・・・・・・・・」

 自分の顔が緩んでいくのが分かった
 
 今更自分は何を緊張しているのか・・・

「ちょっと来てほしいんだけど・・・」

「・・・・・・・・」

 ちらっとユウちゃんに目配せすると、ユウちゃんは悟ってくれたのかさっさと歩き出していった

「どうしたんさ?」

「私の部屋まで来てくれない?」

「・・・・・・・・よ・・夜のお誘い・・・?(ドキドキ)」

「馬鹿」

 






***







「どうしたんさ?」

「ラビにね、プレゼントがあるのよ」

「プレンゼント!!?何々、何くれるんさ?」

 ラビの明るい笑顔に自然と私も笑顔になる

「ふふっ、何だと思う?」

「う〜〜ん・・・分かんねぇさ」

「これです♪」

 
 箱に入ったケーキをラビに渡すとラビは不思議そうに首をかしげた


「開けてみて?」

「おう!」

 ラビは鼻歌を歌いながら箱を開けた

「・・・・これって・・・」

「手作りケーキ。食べたいって言ってたでしょ?」

「・・・・・・・」


 ラビはしばらく箱の中を見つめると、急に口元を押さえて顔を背けた

 その不審な行動にいささか不安を覚える・・・


「・・・・ラビ・・?」

「・・・・・・・・・っ」

「・・・迷惑だった・・・・かな?」

「ち、違うんさ!!ただ・・・」

「ただ・・・?」

「本当に作ってくれると思わなくて・・・その・・・嬉しくて///」


 ラビの顔は真っ赤だった

 いつもは余裕ありげに笑って抱きついてきたりするラビだけど

 こんなラビは初めて見た
 
 耳まで真っ赤で必死に顔を隠している


「俺・・・かっこ悪いさ〜もっとかっこよくお礼とか言えれば良かったよな」

「・・・クスクス、今のラビも新鮮でいいけどw」

「・・・・///これ、食ってもいいか?」

「もちろんだよ」


 ラビは豪快に手で掴んでパクリと口に入れてしまった


「・・・・どーお?」

「・・・・うま・・・・美味い!!料理上手さ!」

「そ、そう?喜んでもらえると嬉しいわ」

 
 ラビは手を止めることなく食べ続けた

 私の顔は自然とほころんでいる


「美味かったさ・・・v」

「うそ!?もう全部食べちゃったの!?」

「あんまりにも美味くて・・・結構甘かったさ」

「えぇー?そんなに甘くしたっけ?」

「・・・・・・・味見してみるさ?」

「え?でももう残ってないじゃな・・・」






 突然ラビに腕をひかれて私はバランスをたもつことができずに前に倒れこんだ

 



 何が起こったのか理解するまでにしばらくかかった





「・・・今の・・・」

「ん?キス♪」


 
 やっぱりラビはいつでも余裕で抜け目がない人なのね



「な?甘かっただろ?」

「・・・・・・・えぇ・・・とっても」


















 口の中の甘ったるさが消えるまでは・・・しばらく時間がかかりそうです























********************

如月なつき様に捧げます!
お誕生日おめでとー!(パフパフ)

甘くなってたかなぁ・・?ラビ偽者だし・・・
タイトルを甘々にしただけじゃねぇか!とかいう
ツッコミはなしで(汗)

駄文ですけど・・・
よければもらってくださいな♪


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誕生日にヤシロ様からいただきましたv

素敵夢どうもありがとう!!
こんな素敵なものを誕生日にもらえるとは・・!
感激です!
ラビもすっごく素敵で!
特に赤面してるラビがツボです・・!かわいすぎる!!
ちゃんと神田を「ユウちゃん」って言ってて良かったですよ!(笑
本当にどうもありがとーv
(なつき)
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